掛川市議会 > 2021-12-23 >
令和 3年第 5回定例会(11月)-12月23日-07号

  • "児童"(/)
ツイート シェア
  1. 掛川市議会 2021-12-23
    令和 3年第 5回定例会(11月)-12月23日-07号


    取得元: 掛川市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    令和 3年第 5回定例会(11月)-12月23日-07号令和 3年第 5回定例会(11月)               令和3年第5回(11月)             掛川市議会定例会会議録(第7号) 〇議事日程       令和3年12月23日(木) 午前9時30分 開議  日程第1    議案第117号  令和3年度掛川市一般会計補正予算(第12号)について                環境産業 委員長 報告                文教厚生 委員長 報告                総  務 委員長 報告  日程第2    議案第118号  令和3年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について    議案第119号  令和3年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2号)について
       議案第120号  令和3年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第2号)について    議案第121号  令和3年度掛川市水道事業会計補正予算(第1号)について    議案第122号  令和3年度掛川市公共下水道事業会計補正予算(第2号)について    議案第123号  令和3年度掛川市農業集落排水事業会計補正予算(第2号)について    議案第124号  令和3年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業会計補正予算(第1号)について                文教厚生 委員長 報告                環境産業 委員長 報告  日程第3    議案第125号  掛川市手数料条例の一部改正について                環境産業 委員長 報告  日程第4    議案第126号  掛川市・菊川市衛生施設組合規約の変更について    議案第127号  字の区域の変更について(板沢地区)                環境産業 委員長 報告                総  務 委員長 報告  日程第5    議案第128号  公の施設の指定管理者の指定について(掛川市森の都ならここの里)                環境産業 委員長 報告  日程第6    議案第129号  公の施設の指定管理者の指定について(掛川市清水邸)    議案第130号  公の施設の指定管理者の指定について(遠州南部とうもんの里総合案内所)    議案第131号  公の施設の指定管理者の指定について(掛川市再開発住宅)    議案第132号  公の施設の指定管理者の指定について(掛川市住環境整備モデル住宅)                環境産業 委員長 報告  日程第7    議案第138号  人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて  日程第8    議案第139号  令和3年度掛川市一般会計補正予算(第13号)について  日程第9    議発第 10号  「横須賀高等学校の存続を求める意見書」の提出について  日程第10    常任委員会協議会報告  総  務 委員長 報告                環境産業 委員長 報告                文教厚生 委員長 報告  日程第11    議員派遣について  日程第12    常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査申し出事項について 〇本日の会議に付した事件 ………………………………… 議事日程に掲げた事件に同じ 〇出席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇欠席議員 ……………………………………………………………… 議員出席表のとおり 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 …………… 出席表のとおり 〇職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………… 出席表のとおり                     議 事                 午前9時30分 開議 ○議長(松本均) ただいまの出席議員は、21名です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。  ここで都築協働環境部長より発言を求められておりますので、これを許します。都築協働環境部長。               〔都築良樹協働環境部長 登壇〕 ◎協働環境部長(都築良樹) 貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。  先日の草賀議員の一般質問に対する私の答弁において、説明不足の点があるとの指摘がありましたので、この場をお借りして、改めて御説明をさせていただきます。  先日の答弁の中で、私は、現在、本市が市外の事業者に委託し、実施している有害鳥獣の処理については、一般廃棄物でも産業廃棄物でもないと発言しましたが、もう少し丁寧に御説明させていただきますと、この市外の事業者は動物霊園事業を営む事業者であり、動物霊園事業として有害鳥獣を処理する場合においては、一般廃棄物でも産業廃棄物でもないということであります。  廃棄物処理法においては、動物の死体は廃棄物になります。しかし、動物霊園事業、つまり動物の火葬、供養等を行う事業者に委託し、その処理を行う場合には、環境省の通達に基づき、廃棄物には該当しないということになります。  以上です。よろしくお願いします。 △日程第1 議案第 117号 ○議長(松本均) それでは、日程第 1、議案第 117号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、環境産業委員会藤原正光委員長、御登壇ください。               〔藤原正光環境産業委員長 登壇〕 ◎環境産業委員長藤原正光) ただいま議長より報告を求められました議案第 117号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第12号)中、当委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出予算の補正のうち、歳入中、所管部分、歳出中、第 2款総務費、第 1項30目、34目、37目、第 4款衛生費(第 1項を除く)、第 6款農林水産業費、第 7款商工費、第 8款土木費、第10款教育費、第 5項 7目、第 6項 1目、 3目について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る12月10日、午前 9時17分から、第 2委員会室におきまして、全委員出席の下、開会いたしました。  初めに、協働環境部長より、今回の補正における人件費について、一括して説明を受けた後、各担当課からそれぞれ説明を受け、審査に入りました。  まず、人件費及び第 4款衛生費、第 6款農林水産業費、第 7款商工費、第10款教育費、第11款災害復旧費については特に申し上げる質疑なく、次に、歳出中、第 2款、総務費について、委員より、お達者半額タクシー実証実験委託料について、割引上限額及び目的地の考え方を伺うとの質疑があり、当局より、割引上限額は、まずは 1,000円とし、目的地は、昨年度の自主運行バス後期高齢者運賃無料実験利用者アンケートの結果を参考に、病院と買物に限定した。生活に最低限必要な支援でどの程度の利用があるのか、費用対効果と併せて検証したいとの答弁がありました。  関連して委員より、告知方法を伺うとの質疑があり、当局より、対象が高齢者であることから、全戸回覧や病院への掲示依頼を考えているとの答弁がありました。  委員より、掛川城石垣改修工事に向けた実施設計委託料の金額は妥当なのかとの質疑があり、当局より、石積みを一度外し、コンクリートで補強後、石積みを一つ一つ元どおりに戻す特殊な工事となり、専門家の意見も伺った上で妥当と判断しているとの答弁がありました。  次に、第 8款土木費について、委員より、草刈り委託料について、道路上に垂れ下がる樹木の除去が必要とされる事例が見受けられる。その対応について伺うとの質疑があり、当局より、車両の通行に支障を及ぼす民間所有の樹木の場合には、通知を出し協力を要請しているとの答弁があり、関連して、委員より、来年度予算の見通しについて質疑があり、当局より、草刈り等の強化をする予定で予算要求を行っているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、お達者半額タクシー実証実験について、結果及びその後の取組を議会に示していただきたいとの意見が出され、他の委員より、目的地の拡大解釈などが懸念されるが、期待の大きい事業である。実験結果を踏まえ、議会としてもともに公共交通の在り方を議論していく必要があるとの意見が出されました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第 117号は、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会委員長報告とします。 ○議長(松本均) 次に、文教厚生委員会嶺岡慎悟委員長、御登壇ください。               〔嶺岡慎悟文教厚生委員長 登壇〕 ◎文教厚生委員長嶺岡慎悟) ただいま議長より報告を求められました議案第 117号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第12号)中、当委員会に分割付託されました第 1条、歳入歳出予算の補正のうち、歳入中、所管部分、歳出中、第 3款民生費、第 4款衛生費、第 1項、第10款教育費(第 5項・第 6項のうち所管外部分を除く)について、審査の概要と結果を御報告いたします。  当委員会は、去る12月10日、午前 9時17分から、全員協議会室において、全委員出席の下、開会いたしました。
     初めに、健康福祉部長より、今回の補正における人件費について一括して説明を受けた後、各担当課からそれぞれ説明を受け、審査に入りました。  まず、人件費については、質疑なく、次に、歳出中、第 3款民生費について、委員より、障害児通所給付費の一般財源の増額理由について質疑があり、当局より、放課後等デイサービスなどの利用者の増加や 1人当たりの利用日数の増に加え、新規事業所の参入や単価改正により扶助費が増大しているためであるとの答弁がありました。  委員より、介護保険低所得者利用者負担額軽減措置事業費県補助金が過大交付となった理由について質疑があり、当局より、事業所からの請求金額に報告数値過誤があったためであるとの答弁がありました。  委員より、児童手当システムの改修の期間について質疑があり、当局より、 2月から 3月にかけて約 2か月間であるとの答弁がありました。  関連して、ほかの委員より、今後また児童手当の制度が変更となった場合は、同様にシステム改修をする必要があるのかとの質疑があり、当局より、システム改修をする必要があるとの答弁がありました。  次に、歳出中、第 4款衛生費について、委員より、65歳以上の方に対する 3回目のワクチン接種対応について質疑があり、当局より、集団接種会場で接種された65歳以上の方には事前に場所と日時を指定して通知し、予約しなくても接種できるようにしたいとの答弁がありました。  関連して、他の委員より、 3回目のワクチン接種の際もタクシー運賃助成が利用できるのかとの質疑があり、当局より、 3回目のワクチン接種タクシー運賃助成は利用可能であるとの答弁がありました。  次に、歳出中、第10款教育費について、委員より、小学校施設補修費に関連して、どこの学校が学級編制により教室増となるのかとの質疑があり、当局より、東山口小学校城北小学校土方小学校、第一小学校、桜木小学校であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、児童手当は制度が変わるたびにシステム改修費がかかっている。こうした情報管理にお金をかけることに疑問を感じるとの意見があり、他の委員より、今まではシステム改修に費用がかかってきたが、これからはデジタル化やDXが進む中、システム改修費がかからないようにしていくのが重要であるとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、委員より、反対の立場で、マイナンバーカードには個人情報の漏えいのリスクがある。また児童手当には所得制限があり、国の政策として非常に疑問がある。児童手当の制度が変わるたびにシステム改修費がかかってしまうとの討論があり、他の委員より、賛成の立場で、掛川市がDXを推進していく中でシステム改修費などは必要であるとの討論がありました。  採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第 117号は、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、文教厚生委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 続いて、総務委員会寺田幸弘委員長、御登壇願います。                〔寺田幸弘総務委員長 登壇〕 ◎総務委員長(寺田幸弘) ただいま議長より報告を求められました議案第 117号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第12号)中、当委員会に分割付託されました第 1条歳入歳出予算補正のうち、歳入中、所管部分、歳出中、第 1款議会費、第 2款総務費(第 1項30目、33目、34目を除く)、第 9款消防費、第 2条地方債の補正について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当委員会は、去る12月10日、午前 9時17分から、第 3委員会室におきまして、全委員出席の下、開会をいたしました。  総務部長より、今回の補正における人件費について一括して説明を受けた後、各担当課からそれぞれ説明を受け、審査に入りました。  まず、人件費並びに第 2条地方債の補正については、特に質疑なく、続いて、歳出中、第 2款総務費について、委員より、財政調整基金を繰り入れての補正予算編成であるが、今後、国庫補助金等により基金が補てんされる見込みはあるのかとの質疑があり、当局より、今後、国の補正予算による交付金等の追加交付が見込まれるが、まずは各事業の財源として活用することが想定されるため、財政調整基金の回復にまでつながるかは不明であるとの答弁がありました。  続いて、歳出中、第 9款消防費について、委員より、医療廃棄物の処理について、委託先及び処理の流れについて質疑があり、当局より、静岡市内の業者に委託しており、段ボール 1箱程度の回収ボックスがいっぱいになったら、その都度、回収に来るという流れになっているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、必要最小限の補正であり、適正だと考えるとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、当委員会に分割付託されました議案第 117号については、全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「ありません」との声あり〕 ○議長(松本均) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、11番、勝川志保子議員、御登壇ください。               〔11番 勝川志保子議員 登壇〕 ◆11番(勝川志保子) 11番、日本共産党議員団勝川志保子です。  今回の令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第12号)は、人件費の補正や国・県負担金の精算、ワクチンの 3回目接種予算災害復旧事業等の大切な補正が組まれており、本来賛成するのが筋であろうと思われますが、幾つか見過ごすことができないため、反対の立場を取り、討論に参加します。  国はデジタル化マイナンバーカードの取得とセットにして進めています。 4款 1項 1目健康づくり推進事業費には、健診情報といった非常に大切な個人情報を一元管理していくシステム改修費 615万 2,000円が計上されています。マイナンバーカードを利用して自分の健康情報を把握できるという触れ込みですが、市民一人一人の健診内容という非常にプライベートな情報が知らない間に市を超えて集められていくというリスク。何かでこのビッグデータが流用されたり、漏えいしたりしたときの重さを考えるときに、このシステム改修に安易に乗っかることが納得できません。   3款 2項11目所得制限が導入され、 200世帯、 300人、年 1,800万円の減額になる児童手当のシステム改修にも 985万 6,000円の補正が計上されます。 1,000万円近いお金を使って一部の子どもたちの支給をなしにするというこの改修、市の単独制度として全ての子どもたち児童手当が支給されるほうがずっと私は市民利益になるのではないかと考えます。  国は、次々にデジタル化の予算をつけてきます。国費だからといって安易にこの方向に乗っかったときに、市民情報の漏えいなどに自治体が手を貸すことになりかねないと私は考えます。  以上、システム改修の点から、本議案に対して反対いたします。  以上です。 ○議長(松本均) 次に、14番、藤澤恭子議員、御登壇ください。               〔14番 藤澤恭子議員 登壇〕 ◆14番(藤澤恭子) 議席番号14番、新しい風の藤澤恭子です。  私は、ただいま議題となっております議案第 117号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第12号)について、これを賛成とすべき立場から意見を述べさせていただきます。  今回、一般会計補正予算の規模は 5億 1,468万 8,000円で、一般財源では 1億 3,876万 1,000円を増額するものです。この補正の中で、私の特筆すべき点を申し上げます。  初めに、新型コロナウイルス対策事業費の増額は、ワクチンの 3回目接種の実施に対する必要経費であり、第 6波を心配している市民の皆様へ的確で、迅速な対応を望みます。  同時に、御対応くださる医療従事者へ感謝を申し上げます。  次に、掛川市・菊川市衛生施設組合負担金費の増額は、組合の規約改正により負担金の算定方法を全量ごみ割制とし、大東、大須賀地区のごみを含め、掛川市のごみとして扱うこと及び 8月に発生したリサイクルプラザの火災に伴う不燃ごみ等外部搬出処理委託の実施によるものです。外部搬出において、事業の必要性や緊急性に一定の理解を示しますが、今後は事故の起こらぬよう一層努めていただく必要がありますので、一言申し添えます。  また、マイナンバー制度を活用し、個人の健診履歴のマイナポータルでの閲覧や、自治体間での情報連携を開始するためのシステム改修及び児童手当法改正に伴い、毎年受給者に提出を求めている現状届の提出を不要とするなどの児童手当システムの改修につきましても、市民の利便性向上や負担軽減を図るとともに、DXの推進のため、必要不可欠なものと判断いたします。  先ほど勝川議員の御心配にありましたが、単に安易に乗っかるというわけではなく、安全・安心なデジタル社会に向けて個人情報の保護に関して必要な措置を講じた上でマイナンバー制度のさらなる利活用が推進されるよう期待します。  そして、公共交通対策費における75歳以上の高齢者が通院や買物などにタクシー利用する際の運賃を半額助成するお達者半額タクシー実証実験事業におきましては、地域公共交通計画の策定に向けた実証実験としても、高齢者の外出支援としても、これまでも多方面から検討してきた喫緊の課題であり、重要度は高く、期待いたします。  このたびの補正予算はどれも必要なものであり、引き続き慎重に新型コロナウイルス対策に努め、市民の安心・安全を保持した上で、市民一人一人がチャレンジしたくなる、心が躍るような政策を期待いたしまして、私の賛成討論を終わります。 ○議長(松本均) 以上で通告による討論は終わりました。  これから採決に入ります。  本件に対する各委員長の報告は可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) ありがとうございます。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第2 議案第 118号~議案第 124号 ○議長(松本均) 日程第 2、議案第 118号から議案第 124号までの 7件を一括議題とします。  本 7件に関し、これから委員長の報告を求めます。  まず、文教厚生委員会嶺岡慎悟委員長、御登壇願います。               〔嶺岡慎悟文教厚生委員長 登壇〕 ◎文教厚生委員長嶺岡慎悟) ただいま議長から報告を求められました議案第 118号から議案第 120号までの 3件について、文教厚生委員会における審査の概要と結果について順次御報告申し上げます。  本 3件は一般会計補正予算の審査後、続けて審査を行いました。  まず、議案第 118号、令和 3年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第 3号)について御報告いたします。  当局説明の後、質疑を求めたところ、特に申し上げる質疑なく、委員間討議を求めたところ、委員より、国が全て費用を負担してマイナンバーカードが推進されていくことに納得がいかない。自分たちのためになるとは思えないとの意見があり、他の委員より、業務に当たる職員の作業効率は上がると思うとの意見がありました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、委員より、反対の立場で、自治体がマイナンバーカードを推し進めたときに何か問題が起こるのではないかという不安が払拭できない、本当に国民のためのデジタル化になっているとは思えないとの討論があり、他の委員より、賛成の立場で、国に対して不安を払拭するよう働きかけていくことは必要であるが、マイナンバーカードの推進は国民にとって有益だと考えるとの討論がありました。  採決の結果、議案第 118号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第 119号、令和 3年度掛川市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第 2号)について御報告いたします。  当局説明の後、質疑を求めたところ、質疑なく、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 119号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、議案第 120号、令和 3年度掛川市介護保険特別会計補正予算(第 2号)について御報告いたします。  当局説明の後、質疑を求めたところ、質疑なく、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 120号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、文教厚生委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 次に、環境産業委員会藤原正光委員長、御登壇ください。               〔藤原正光環境産業委員長 登壇〕 ◎環境産業委員長藤原正光) ただいま議長より報告を求められました議案第 121号から議案第 124号までの 4件について、その審査の概要と結果を報告いたします。  本 4件は、一般会計補正予算の審査に引き続き、審査をいたしました。  初めに、議案第 121号、令和 3年度掛川市水道事業会計補正予算(第 1号)について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、収益的支出 599万 2,000円の増額について、流量計の修理の交換の詳細を伺うとの質疑があり、当局より、原谷配水池に埋設されている配水流量計が、 7月31日の落雷により破損したことによるものであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 121号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第 122号、令和 3年度掛川市公共下水道事業会計補正予算(第 2号)について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、質疑なく、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 122号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第 123号、令和 3年度掛川市農業集落排水事業会計補正予算(第 2号)について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、質疑なく、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 123号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第 124号、令和 3年度掛川市浄化槽市町村設置推進事業会計補正予算(第 1号)について申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、質疑なく、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 124号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「ありません」との声あり〕 ○議長(松本均) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、議案第 118号について、11番、勝川志保子議員、御登壇ください。               〔11番 勝川志保子議員 登壇〕 ◆11番(勝川志保子) 11番、日本共産党議員団勝川志保子です。議案第 118号、令和 3年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第 3号)について反対の立場から討論に参加します。  さきの一般会計補正予算の討論の中でも触れました。マイナンバーカード、ここに関してです。このマイナンバーカードへの国保情報のひもづけは、個人情報保護の観点から、やはり時間をかけて国民合意を取るべき、そういう事柄だというふうに考えております。マイナンバーカードがあれば健康保険証は要らないという説明がこれまでされてきましたが、小さな診療所などにカードリーダーはまだありません。私の主治医も、マイナンバーカードでなく、保険証を御持参くださいという告知を受付でしています。今までどおり保険証があれば、今カードをわざわざ持たせる必要はなく、混乱を招くということです。この医療情報は漏えいが絶対に許されない。そして、企業にはとてもおいしい情報となる、そういう内容だと思います。国保の窓口での利用促進、スマホを設置してでのこの利用促進などは本当に市民利益となるのかということが非常に疑問です。  以上の観点から、この議案に対して反対をいたします。 ○議長(松本均) 次に、同じく議案第 118号について、18番、窪野愛子議員、御登壇ください。               〔18番 窪野愛子議員 登壇〕 ◆18番(窪野愛子) 私は、議案第 118号、令和 3年度掛川市国民健康保険特別会計補正予算(第 3号)について、賛成の立場から意見を申し上げます。
     マイナンバーカードを健康保険証として利用することが本年の10月20日からできるようになりましたが、そのためには事前にマイナポータルからの登録が必要となります。その登録に必要な経費の予算計上がこの補正予算案の趣旨であります。  マイナンバーカードを健康保険証として利用するメリットですが、一般の市民の立場からは、住所異動や転職に伴う保険証の切替えを待たずに受診できること、患者さんの同意の下、薬剤情報や特定健診情報を医師や薬剤師も確認することができ、適切な治療につながること、医療機関や保険者の立場からは保険請求の誤りを即座に見つけることができ、事務処理のコスト削減につながることが挙げられます。  一方、個人の情報が外部に流出してしまう危険性が拭い去れないと他の議員から意見もありましたが、マイナンバーカードの健康保険証利用には、ICチップの中の電子証明書を使い、12桁のマイナンバーを使っていないとのことなので、個人情報流出のリスクは低いと理解しました。  また、このマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになる取組は、掛川市の独自事業ではなく、全国統一の施策であるので、掛川市のみ取り組まないことになれば、市民に多大な不便を来すおそれがあります。  以上のことからもマイナンバーカードの健康保険証としての利用促進は、リスクよりも、これまで以上に便利になっていくメリットの方が大きいと感じました。  最後に、今後も安心して医療機関に受診できるよう相互扶助の制度である国保の健全で安定した事業運営が図られることを要望し、賛成討論といたします。 ○議長(松本均) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  まず、議案第 118号について起立採決します。  本件に対する委員長の報告は可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) ありがとうございます。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。  次に、議案第 119号から議案第 124号までの 6件について一括採決します。  本 6件に対する委員長の報告はいずれも可決すべきとするものであります。  本 6件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本 6件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第3 議案第 125号 ○議長(松本均) 日程第 3、議案第 125号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  環境産業委員会藤原正光委員長、御登壇願います。               〔藤原正光環境産業委員長 登壇〕 ◎環境産業委員長藤原正光) ただいま議長より報告を求められました議案第 125号、掛川市手数料条例の一部改正について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  本議案は、事業会計補正予算の審査に引き続き、審査をいたしました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、今回の改正による手数料の額は自治体により差があるのかとの質疑があり、当局より、静岡県及び県内特定行政庁と同額としているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 125号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 以上で委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「ありません」との声あり〕 ○議長(松本均) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから、討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  議案第 125号について採決します。  本件に対する委員長の報告は可決すべきとするものであります。  本件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第4 議案第 126号及び議案第 127号 ○議長(松本均) 日程第 4、議案第 126号及び議案第 127号を一括議題とします。  本 2件に関し、これから委員長の報告を求めます。  初めに、環境産業委員会藤原正光委員長、御登壇願います。               〔藤原正光環境産業委員長 登壇〕 ◎環境産業委員長藤原正光) ただいま議長より報告を求められました議案第 126号、掛川市菊川市衛生施設組合規約の変更について、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  本件は、条例の審査に引き続き、審査いたしました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、質疑なく、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 126号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 続いて、総務委員会寺田幸弘委員長、御登壇願います。                〔寺田幸弘総務委員長 登壇〕 ◎総務委員長(寺田幸弘) ただいま議長より報告を求められました議案第 127号、字の区域の変更(板沢地区)について、その審査の概要と結果を御報告申し上げます。  本件は、補正予算の審査終了後、担当課から説明を受け、審査に入りました。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、飛び地の小字は解消され、分かりやすくなったが、小字変更を行う際には、地域住民の意向を尊重したという理解でよいかとの質疑があり、当局より、昔の小字を残すことを優先し、地権者、地域住民の意見を聞きながら、支障のない範囲で作業を行ったとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 127号については全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、総務委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「ありません」との声あり〕 ○議長(松本均) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  議案第 126号及び議案第 127号について一括採決します。  本 2件に対する各委員長の報告はいずれも可決すべきとするものであります。  本 2件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本 2件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第5 議案第 128号 ○議長(松本均) 日程第 5、議案第 128号を議題とします。  本件に関し、これから委員長の報告を求めます。  環境産業委員会藤原正光委員長、御登壇願います。               〔藤原正光環境産業委員長 登壇〕 ◎環境産業委員長藤原正光) ただいま議長より報告を求められました議案第 128号、公の施設の指定管理者の指定について(掛川市森の都ならここの里)、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、指定期間 2年の根拠を伺うとの質疑があり、当局より、ならここの里を中心とした原泉地区全体のさらなる活性化を目的に、丁寧かつ円滑な民間譲渡を進めるに当たり、 2年間で様々な調整作業を終えることができると判断し、 2年とした。この間に地元住民の不安解消に向けた丁寧な説明や、公募条件の検討等を行っていくとの答弁がありました。  委員より、この施設は原泉地区だけのものでなく、市全体の財産であることから、地元住民以外の市民の意見を聞く考えはあるかとの質疑があり、当局より、中山間地域の振興を図り、人口減少に歯止めをかける目的として、温泉とキャンプ場の機能を残すという考え方から、まずは原泉地域住民の意向を尊重することを第一と考えているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結しました。  続いて、富田まゆみ委員に修正案の提案説明を求め、提案委員より、森の都ならここの里は、中山間地域振興の拠点施設としての役割を終えたわけではなく、経営的に大きな赤字を抱えている施設でもなく、公共施設再配置方針Ⅰ期は2028年までの期間がある。売却を含めた結論を急いで出す必要はなく、指定期間が短いことで運営上も不安定になるのではないかと危惧されるため、指定期間を 5年とし、施設の安定的運営を図るとともに、多方面からの意見を聴取した上で、慎重に今後の在り方を検討すべきと思い、修正案の提出をさせていただいたとの説明がありました。  この修正案に対する質疑を求めたところ、委員より、地元住民から、指定期間が 2年では困るとの意見があるのかとの質疑があり、富田委員より、利用者から、短期間に焦って検討しても本当によい結果につながるのか心配であるとの意見があるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、委員より、市民の思いを含め大切な財産である。建物についての再投資が難しいことは理解できるが、土地については、防災面の観点からも慎重に議論すべきであり、極力、市で保有していただきたいとの意見が出され、委員より、地元地域の声を無視して、譲渡に踏み切らないことが確認され安心したとの意見が出され、委員より、市民に親しみの深い施設である。今後の検討経過について、その都度議会に示していただきたいとの意見が出され、さらに委員より、 2年で結論を出していく覚悟をしている市を、議会として応援していくが、結論を急ぎ乱暴な議論になることがあった場合には、議会として意見していく必要があるとの意見が出されました。  以上で討議を終結し、討論を求めたところ、委員より、反対の立場で、地元の賛成が得られぬまま、 2年の短期間で推し進めようとすることは強引ではないか。防災など複合的な施設との十分なすり合わせの時間が必要と考えるとの討論があり、他の委員より、賛成の立場で、地元の意見をよく聞き、温泉とキャンプ場を守りながら原泉地区の発展を願い、スピード感を持った対応をしていくとの市の考えが理解でき、指定期間 2年に賛成するとの討論がありました。  以上で討論を終結し、初めに修正案を採決した結果、賛成少数にて否決すべきものと決定しました。  次に、原案について採決した結果、議案第 128号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 以上で各委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                 〔「なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 質疑なしと認めます。  ここで、本件に対して鈴木久裕議員ほか 1名から修正案が提出されていますので、提出者の説明を求めます。  提出者を代表して、15番、鈴木久裕議員、御登壇ください。               〔15番 鈴木久裕議員 登壇〕 ◆15番(鈴木久裕) 15番、共に創る掛川の鈴木久裕です。  私どもは、本件に対して修正案を提出させていただきました。  修正の内容は、先ほどにもありましたが、指定の期間を 2年でなく 5年にすべきということで、指定期間を令和 4年 4月 1日から令和 9年 3月31日までに改めるべきという提案であります。  提案の理由について御説明申し上げます。  森の都ならここの里は、中山間地域振興の拠点施設としての役割を終えたわけではありません。また、経営的に赤字というわけでもなく、公共施設再配置計画のⅠ期最終年がもうすぐ到来するわけでもありません。よって、特に売却を含めた検討結論を性急に出す必要はなく、むしろ指定管理者による指定期間が短いことは、運営的にも不安定になると考えております。これは先ほど環境産業委員長の委員会の中での報告でもありました提案理由と同じであります。  また、今回、指定管理者に選定されているのは、第三セクター森の都ならここであります。そもそも中山間地域振興という公益的目的があるから、市と地元住民などが協力して出資し、第三セクターという形で会社をつくり、今まで運営を担ってきました。言うまでもなく、この会社の社長は久保田市長、そして常務には元市役所の部長級職員だった人が就任しております。
     今、この施設に関して行うべきは、まずこの森の都ならここが最大限その力を発揮するよう努力すること。そして、あるいは中山間地域振興のためにさらに取り組むべき事業等があるならば、それらにも拡大しつつ、施設管理と相まって、初期の目的を達成できるよう最大限取り組んでいくことであります。特に社長である久保田市長には、会社の方向性や取り組むべき使命、具体的事業について責任を持って主体的に考えていただきたい。市長自身もすぱっと施設は廃止して、民間売却すればいいと考えているわけではないと思います。改善・改革には時間も必要です。行政課題の解決についてはスピード感だけを重視するべきではありません。このようなことから、施設の安定的経営を図るとともに、多方面からの意見を聞きつつ、第三セクター森の都ならここの方向性も含め、慎重に今後の在り方を検討するべきであると考え、指定期間を 2年でなく 5年とするよう修正案を提出したものであります。  以上です。 ○議長(松本均) 以上で説明は終わりました。  これから修正案に対する質疑に入りますが、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、15番、鈴木久裕議員、御登壇ください。               〔15番 鈴木久裕議員 登壇〕 ◆15番(鈴木久裕) 私は原案に対する討論を通告したつもりでしたが、修正案のこの場面で発言しろということでしょうか。 ○議長(松本均) そのとおりです。原案に対する反対討論をお願いします。 ◆15番(鈴木久裕) 15番、鈴木久裕でございます。  原案に対する反対討論ということで申し上げます。  先ほど、私どもは原案に反対であるからこそ修正案を出したわけでありまして、その内容について、考え方については、先ほど申し上げたとおりでありますが、少し付け加えたいと思います。  実は、この件で地元の方とお話をしたときに、それは困るなという話がありました。そうしたら、その一方で、森の都ならここの今の状態を考えるとどうかねという、半ば捨て鉢のような、そういう御発言というか考え方を持っている方がいるということが分かりました。市長、駄目出しを受けてしまいました、社長。これは私ども、行政がやることではない。議会としてということでありませんが、市としてはゆゆしき事態であります。市長が社長を務める第三セクターが地域住民の方から駄目出しを受けるというようなことがあってはいけません。住民の皆さんと市とで共同出資をしてつくった会社です。今やるべきは 2年間で早急に結論を出して全てを解体してしまう、そういうことではなく、今までの経過をしっかり検証しながらも、会社の改善も含め、しっかり検討し、 5年間かけて中山間地の振興につながるような、そういう努力を続けていくことではないでしょうか。  したがいまして、この 2年でとにかくスピード感という言葉を金科玉条として結論を出してしまうという、この原案には反対いたします。  以上です。 ○議長(松本均) 次に、12番、松浦昌巳議員、御登壇ください。               〔12番 松浦昌巳議員 登壇〕 ◆12番(松浦昌巳) 議席番号12番、新しい風、松浦昌巳です。  議案第 128号、公の施設の指定管理者の指定について(森の都ならここの里)ですね。私は、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。  市の設備の多くは昭和50年代に整備され、既に40年以上経過し、今後、同時期に大規模な改修や建替えが必要になってきます。令和元年 8月には、Ⅰ期からⅤ期を10年単位で施設の在り方を公共施設再配置方針で示されています。ならここの里は、その方針では第Ⅰ期に入り、令和10年までには方針を決定することになっています。  新型コロナウイルス感染症の影響で、生活も経済も不安定となり、世の中の変化が著しく感じられます。原泉地域をどのように活性化させていくのか、キャンプ場と温泉という大切な財産をどう守り生かしていくのか、地元住民との協議は十分に行う必要がありますが、世の中の変化に合わせて早急に結論が求められます。  今後の指定管理の期間については、10年後、20年後の原泉にとって一番よい方向性を話し合う期間だと思っています。将来の掛川市のためになる協議が進められることを願い、賛成討論といたします。 ○議長(松本均) 続いて、 7番、大井正議員、御登壇ください。                〔7番 大井正議員 登壇〕 ◆7番(大井正) 議席番号 7番、日本共産党議員団、大井正です。  私は、議案第 128号に反対する立場から討論に参加します。  本議案は、指定先と指定期間 2つが提案されていますが、私は、このうち指定期間を 2年とすることについて、以下の理由により反対いたします。  第 1の理由は、施設の売却目的の期間設定だからです。議案の趣旨説明では、経年劣化等で施設の資産価値が下がる前に売却したいとのお話でした。売却理由は、所有施設の経年劣化が市の財務諸表の数値を悪化させるからとのことでした。しかし、この施設に限らず、あらゆる建造物はつくれば経年劣化が起きることは初めから分かっていることで、今売却の主要な原因と言われるには違和感を感じます。企業に売却したところで経年劣化は進むわけで、その企業が事業を継続しようとすれば、必要なメンテナンスや更新は発生するわけで、所有形態とは別問題です。企業が購入するということならば、これは採算性が見込めるからか、あるいは別用途への転用を考えているかのどちらかだろうと思います。後者を論外とすれば採算が見込めるということですから、市が所有を継続するのは市民財産管理として当然のことではないでしょうか。  経営ノウハウのことを問題にすることがありますが、それを解決するためにこそ第三セクターまでつくって指定管理制に移行したはずですから、売却理由にはならないと考えます。施設のメンテナンス等をしても経営が安定していれば、トータルの財務状況は健全になるはずです。  反対理由の第 2は、 9月議会における説明と矛盾するのではないかということです。令和 2年度の掛川市各種会計決算説明書の58ページ下段によれば、ならここの里は中山間地の活性化の拠点であり、交流人口の拡大のためにも快適な環境整備に努め、計画的な施設の改修を行うとともに、施 設の魅力を発信していく将来ビジョンまで語って、この決算を行いました。議会もそれを承認しました。にもかかわらず、施設を譲渡した場合、企業に計画的な改修を義務づけられるのか。企業の所有物である施設を市がその魅力を発信できるのか、してもいいのか大変疑問に感じます。  また、決算説明書の同じ箇所に令和 2年度はコロナ禍で、それまで14万人ほどあった人出が 4万人も減ってしまった。そのため、 590万円弱の損失補てんをした旨、記載されています。譲渡して企業の所有物になった場合、出水とか災害による封土、通行止め、こうした企業に責任を問えない損害について同様の支援ができるのか、してもいいのか、この点についても疑問です。  反対理由の第 3は、施設が市の所有でなければ、市の様々な施策に活用しにくいのではないかという点です。キャンプ場を利用した野外学習などの子育て・教育分野や温泉を利用した福祉政策、誘客事業、さらには近隣の古墳群とかの観光に一体化させる、こうした取組、そして来訪者に対する地場産品の生産や加工、販売といった就労場の創出と過疎化対策などは市にとって使い勝手がよい自前の施設があってこそ複合的に実施できるのではないかと考えます。この点について当局と議会とが十分検討、議論していく時間を確保すべきで、これは 2年では足りないと考えます。  最後に、第 4の理由は、地元と方向性を共有するには時間がかかるだろうということです。先ほど来の賛否両発言にもありましたとおり、地元からは様々な不安や疑問の声が上がっています。方針がどうなるにせよ、市長の唱える対話重視の行政姿勢を貫き、地元と十分な議論を行うため、期日と結論ありきの本議題は修正されるべきと考えます。  以上です。 ○議長(松本均) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  初めに、修正案について採決します。  鈴木久裕議員ほか 1名から提出された修正案について賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) ありがとうございます。  起立少数であります。  したがって、修正案は否決することに決定しました。  次に、原案について採決します。  本件は原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) ありがとうございます。  起立多数であります。  したがって本件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第6 議案第 129号~議案第 132号 ○議長(松本均) 日程第 6、議案第 129号から議案第 132号までの 4件を一括議題とします。  本 4件に関し、これから委員長の報告を求めます。  環境産業委員会藤原正光委員長、御登壇願います。               〔藤原正光環境産業委員長 登壇〕 ◎環境産業委員長藤原正光) ただいま議長より報告を求められました議案第 129号から議案第 132号までの 4件につきまして、審査の概要と結果を御報告申し上げます。  初めに、議案第 129号、公の施設の指定管理者の指定(掛川市清水邸)について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、選定理由について質疑があり、当局より、11年間管理している実績と、地域との連携や呈茶等の自主事業を積極的に行い、相乗効果を生み出していくという提案が評価されたためであるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 129号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第 130号、公の施設の指定管理者の指定(遠州南部とうもんの里総合案内所)について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、選定において特に評価が高かった点は何かとの質疑があり、当局より、平成19年の開館以来、運営をしている実績と管理運営の基本的姿勢が高く評価されているとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、討論なく、採決の結果、議案第 130号は全会一致にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第 131号、公の施設の指定管理者の指定(掛川市再開発住宅)について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、令和元年度から 3年間の指定管理をしているメリットについて質疑があり、当局より、県営住宅 142団地全ての管理をしている実績を持ち、 365日・24時間の対応をはじめ、緊急時での対応が迅速で、 5か国語の対応が可能であること、また、高齢者に電話で安否確認をする独自サービス等、多くのメリットを感じているとの答弁があり、関連して、委員より、改善点はあるかとの質疑があり、当局より、以前は電話がつながりにくいとの意見があったが、最近はそのようなことは聞いていないとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、委員より、反対の立場で、市営住宅はいざというときに備える等、総合的な位置づけをし、市で管理するほうがふさわしいとの討論があり、他の委員より、賛成の立場で、専門性を生かした指定管理にすることで、24時間の対応や独り暮らしの方の電話等のサービスが提供され、市も指定管理者と協力していくことで、居住者にとってはメリットにつながると考えるとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、議案第 131号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  続いて、議案第 132号、公の施設の指定管理者の指定(掛川市住環境整備モデル住宅)について御報告申し上げます。  当局説明の後、質疑を求めたところ、委員より、現在の入居状況を伺うとの質疑があり、当局より、仁藤団地32戸のうち 8戸が空室であるとの答弁がありました。  以上で質疑を終結し、委員間討議を求めたところ、討議なく、討論を求めたところ、委員より、反対の立場で、遠方の指定管理者よりも近距離の市において管理するほうが迅速な対応ができるはずである。災害時の避難住宅としてや、生活保護対策につなげるような政策を幅広く取るためにも市が総合的に管理すべきと考えるとの討論があり、他の委員より、賛成の立場で、県営団地 142及び市町団地 100の運営実績から、様々な経験を通して住民への気配りやサービスにつながることが期待できる。災害時の利用については、市との協議・協力・協働により成り立つと考えるとの討論がありました。  以上で討論を終結し、採決の結果、議案第 132号は賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上、環境産業委員会委員長報告といたします。 ○議長(松本均) 以上で委員長の報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。                〔「ありません」との声あり〕 ○議長(松本均) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  これから討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。  まず、議案第 131号及び議案第 132号について、 7番、大井正議員、御登壇ください。                〔7番 大井正議員 登壇〕 ◆7番(大井正) 議席番号 7番、日本共産党議員団、大井正です。  私は、議案第 131号、第 132号に反対の立場から討論に参加いたします。  反対理由の第 1は、そもそも公の施設管理は直営であるべきで、特に本 2議案の施設は住宅です。その管理は、そこに居住する市民の安全確保、財産の保全、生活環境に直結するものです。他の文化施設や観光施設とはグレードの異なる管理が必要で、そのためには直営がふさわしいと考えます。  反対理由の第 2は、空き部屋対策を市政で柔軟に取り組むべきと考えるからです。十九首の施設も仁藤の施設もそれぞれ 4分の 1が空き部屋とのことです。もちろん第一に考えなければいけないのは入居者を募って空き部屋をなくすことですが、発想を変えて、火事や出水の被災者やDV被害者の一時避難住宅として維持、整備するような計画も持つべきと考えます。その際、月に一、二回の換気や清掃は、各種市民団体やボランティア団体に相談し、押しつけではない形での協力を模索すれば、協働のまちづくりにもつながると考えます。このような施策を取るためにも、直営管理が望ましいと考えます。  反対理由の第 3は、指定管理者やむなしとしても、その管理者が身近に常駐していない上、掛川市から見て上位の静岡県が関与する公社であることです。このことは、管理者による日常点検の頻度の低下が懸念されますと同時に、掛川市からの細かな要請を依頼すること、ちゅうちょさせる原因になるのではないでしょうか。実際、入居者の方から敷地内の樹木の剪定とか縁石の補修といった、ある意味ささいな要請に対し、即応性がないとの不満の声も寄せられています。  以上の 3点を理由として、 2つの議案の反対討論といたします。 ○議長(松本均) 次に、同じく議案第 131号及び議案第 132号について、12番、松浦昌巳議員、御登壇ください。               〔12番 松浦昌巳議員 登壇〕 ◆12番(松浦昌巳) 議席番号12番、新しい風、松浦昌巳です。  議案第 131号、公の施設の指定管理の指定(掛川市再開発住宅)及び議案第 132号、公の施設の指定管理者の指定(掛川市住環境整備モデル住宅)について、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。  この 2つの住宅団地は、指定管理者を静岡市葵区大手町 9番18号の静岡県住宅供給公社を指定し、指定の期間を令和 4年 4月 1日から令和 9年 3月31日とするものです。静岡県住宅供給公社は、昭和40年に設立され、現在は主要事業となる公営住宅等の管理を通じ、住宅セーフティーネットの一翼を担い、住宅行政の補完機関としての機能を果たしております。設立時の県営住宅の管理に加え、平成29年度から市町の住宅の管理を行うことにより、公営住宅等管理における県全体の効率化、最適化に取り組んでおり、県内 240か所以上の住宅団地を管理しております。高齢者の見守りサービスや外国人入居者に対する通訳や翻訳など多文化共生支援などを積極的に取り組んでおり、数多くの経験とノウハウがあるからこそのサービスがあると思っております。また、指定期間の 5年については、修繕など中長期な計画が必要なことから、妥当な期間であると考えます。  また、災害等の緊急時には市営住宅の活用が期待されます。今後も指定管理者と行政がこれまで以上に連携を取り、安心・安全な住環境を整えていただくことをお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(松本均) 以上で通告による討論は終わりました。  これをもって討論を終結します。  これから採決に入ります。  まず、議案第 131号について起立採決します。  本件に対する委員長の報告は可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) ありがとうございます。  起立多数であります。
     したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。  次に、議案第 132号について起立採決します。  本件に対する委員長の報告は可決すべきとするものであります。本件は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(松本均) ありがとうございます。  起立多数であります。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。  続いて、議案第 129号及び議案第 130号について一括採決します。  本 2件に対する委員長の報告はいずれも可決すべきとするものであります。  本 2件は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本 2件は原案のとおり可決することに決定しました。  この際、しばらく休憩とします。                 午前11時01分 休憩                 午前11時19分 開議 ○議長(松本均) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 △日程第7 議案第 138号 ○議長(松本均) 日程第 7、議案第 138号を議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。市長、久保田崇君。                〔市長 久保田崇君 登壇〕 ◎市長(久保田崇) ただいま上程されました議案第 138号につきまして御説明申し上げます。  議案第 138号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、次の方を人権擁護委員として推薦したいので、人権擁護委員法第 6条第 3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。  今回、意見を求める方は、住所、掛川市初馬2997番地の 2、氏名、中根明美、生年月日、昭和33年 1月 1日生まれ、63歳であります。  なお、中根明美さんは新任であり、その履歴については、別冊の参考資料に記載したとおりであります。  以上、御説明申し上げましたが、御審議いただき、御意見をくださるようお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(松本均) 以上で説明は終わりました。  この際、お諮りします。  ただいま議題となっております議案第 138号については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決することに決定しました。  これから採決に入ります。  議案第 138号について採決します。  本件は同意することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は同意することに決定しました。 △日程第8 議案第 139号 ○議長(松本均) 日程第 8、議案第 139号を議題とします。  提出者から提案理由の説明を求めます。市長、久保田崇君。                〔市長 久保田崇君 登壇〕 ◎市長(久保田崇) ただいま上程されました議案第 139号について御説明申し上げます。  議案第 139号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第13号)については、歳入歳出それぞれ26億 634万 4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を 551億 8,255万 6,000円とするものであります。  以上、御説明申し上げましたが、担当部長が補足説明いたしますので、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ○議長(松本均) 次に、補足説明を求めます。大石総務部長。               〔大石良治理事兼総務部長 登壇〕 ◎理事兼総務部長(大石良治) 議案第 139号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第13号)について補足説明を申し上げます。  追加議案書、令和 3年12月20日提出の 1ページをお願いします。  第 1条は、歳入歳出予算の補正です。歳入歳出それぞれ26億 634万 4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ 551億 8,255万 6,000円とするものであります。  第 2条の繰越明許費の補正については、第 2表により説明させていただきます。   4ページをお願いします。  第 2表、繰越明許費補正につきましては、 1件、12億 2,462万 1,000円の追加で、 3款民生費の住民税非課税世帯などに対する臨時特別給付金給付事業は、新型コロナウイルス感染症対策が長期化する中、住民税非課税世帯などに対し、 1世帯当たり10万円の臨時特別給付金を給付するものですが、給付金及び給付事務費の一部について、令和 3年 1月以降に家計が急変した世帯の申請期限が令和 4年 9月末までとなっていることなどにより、年度内の完了が見込めないことから、繰越しをお願いするものです。  以下、事項別明細書により説明をさせていただきます。  10ページをお願いします。  初めに、歳出について説明させていただきます。   3款民生費 1項20目住民税非課税世帯などに対する臨時特別給付金給付事業費15億 5,311万 3,000円の追加の主なものは、窓口対応や給付金のデータ入力業務などを行う人材派遣の委託料 3,405万 6,000円及び住民税非課税世帯等に 1世帯当たり10万円を給付する臨時特別給付金15億円であります。  対象世帯については、市民税均等割の非課税世帯を 8,000世帯、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、令和 3年 1月以降令和 4年 9月までに家計が急変し、令和 3年度分の市民税均等割の非課税世帯と同様の事情にあると認められる世帯を 7,000世帯、合計 1万 5,000世帯と見込んでおります。  下段の 2項18目子育て世帯への臨時特別給付金給付事業費10億 2,959万 1,000円の増の主なものは、高校生相当年齢以下の子供がいる子育て世帯を支援するための臨時特別給付金で、本定例会で先議によりお認めいただいた先行給付分に、児童 1人当たり 5万円を追加し、現金10万円を一括給付させていただくため、臨時特別給付金10億 2,865万円を増額するものであります。  12ページをお願いします。  下段の 3項 1目生活保護費 2,364万円の増は、 6月議会においてお認めいただいた新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金について、支給要件の緩和による対象世帯数の増加や、支給期間及び申請期限の延長に伴い、支援金を増額するものであります。  次に、歳入について説明しますので、少しお戻りいただき、 8ページをお願いします。  15款国庫支出金、 2項 2目民生費国庫補助金26億 634万 4,000円の増は、歳出にて説明いたしました 3つの事業に対し、それぞれ事業費の全額が国から交付されるものであります。  以上、議案第 139号、令和 3年度掛川市一般会計補正予算(第13号)の補足説明とさせていただきます。  よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ○議長(松本均) 以上で提案理由の説明は終わりました。  これから質疑に入りますが、質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。  お諮りします。  ただいま議題となっております議案第 139号については、会議規則第37条第 3項の規定に基づき、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は委員会付託を省略することに決定しました。  これから討論に入りますが、討論の通告はありませんので、討論なしと認め、これをもって討論を終結します。  これから議案第 139号について採決します。  本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は原案のとおり可決することに決定しました。 △日程第9 議発第10号 ○議長(松本均) 日程第 9、議発第10号を議題とします。  本件は、議員全員による提出でありますので、趣旨説明は省略し、本文について事務局長に朗読させます。大井事務局長。 ◎事務局長(大井敏行) 議発第10号 「横須賀高等学校の存続を求める意見書」の提出について。  掛川市議会は、地方自治法第99条の規定により、「静岡県知事」「静岡県教育委員会教育長」に対し、「横須賀高等学校の存続を求める意見書」を裏面のとおり提出する。  令和 3年12月23日提出。  提出者  掛川市議会議員   松 本   均       安 田   彰   橋 本 勝 弘       石 川 紀 子   鷲 山 記 世       高 橋 篤 仁   大 井   正       山 田 浩 司   藤 原 正 光       富 田 まゆみ   勝 川 志保子       松 浦 昌 巳   嶺 岡 慎 悟       藤 澤 恭 子   鈴 木 久 裕       寺 田 幸 弘   山 本 裕 三       窪 野 愛 子   山 本 行 男       草 賀 章 吉   二 村 禮 一  横須賀高等学校の存続を求める意見書  平成29年11月に第 3次県立高等学校再編計画として地元横須賀高等学校と池新田高等学校の新構想高等学校への改編計画が静岡県教育委員会より発表された。掛川市議会はこの計画により市内横須賀高等学校がなくなることを深く憂慮し、市、地域が一体となり「横須賀高校を守る会」、令和 2年 9月には、これを充実発展させた「南遠地域教育環境整備推進協議会」発足により、横須賀高等学校の存続を強く要望してきたところである。新構想高等学校への改編は令和 8年度となっており、本年度は県教育委員会において新構想高等学校の候補地が決定される重大な年であると認識している。
     横須賀高等学校は、昭和25年開校の長い歴史を持ち、地域文化の中心であり、生徒は年間を通してボランティア活動等を積極的に行い、更に地域住民とともに文化伝承の一翼を担っている。地域との結びつきも深いこの歴史ある高等学校を、将来に渡って支え、育んでいくことが地域の人々の励みであり願いでもあることはいうまでもない。卒業生の約 6割が地元地域の企業等に就職するなど、掛川市にとって、なくてはならない高等学校である。また同校の生徒は、掛川南部、浅羽、福田、竜洋地区の出身者が全体の 8割を占めており、掛川市のみならず南遠地域全体にとっても重要な役割を果たしている。  この間、川勝平太県知事からは、地元の望まない統廃合は見直しも含めて再検討をする旨の発言もあった。また、静岡県教育委員会からは、地元の理解なしには再編計画の候補地の決定を行わないとの発言もあった。  よって、静岡県及び同教育委員会においては、コロナ禍を経て、第 3次県立高等学校再編計画発表時と社会情勢の変化を鑑み、存続を願う地元の意を汲んで、再編計画の一部を修正し、横須賀高等学校を存続するよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和 3年12月23日                                 静岡県掛川市議会  以上です。 ○議長(松本均) ただいま事務局長、朗読のとおりであります。  本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決します。  本件は提案のとおり可決することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本件は提案のとおり可決されました。 △日程第10 常任委員会協議会報告 ○議長(松本均) 日程第10、会期中に開催されました各常任委員会協議会の報告を議題とします。  本件に関し、委員長の報告を求めます。  なお、委員長報告に対する質疑は行わない申合せになっておりますので、御了承願います。  初めに、総務委員会寺田幸弘委員長、御登壇願います。                〔寺田幸弘総務委員長 登壇〕 ◎総務委員長(寺田幸弘) ただいま議長より報告を求められました総務委員会協議会における討議内容について御報告いたします。  当委員会協議会は、去る12月16日午前 9時28分より、第 3委員会室において、 6名の委員出席の下、開催いたしました。  当委員会は、近隣市町との連携による効果的な行政の在り方について、これまで 5か月にわたり協議を重ねてきました。  冒頭、委員から、これまでの検討経過、市民からいただいた御意見を紹介した上で、委員会で考えた広域連携事業について説明をし、協議に入りました。  初めに、連携による課題解決方法や、その効果を考える関係市町との広域連携研究会の立ち上げについて、委員より、広域連携は、市長のリーダーシップが大きく影響すると考えるが、庁内で議論はされているのかとの質疑があり、当局より、掛川市に限らず、平成17年の市町村合併以後、広域行政に係る風向きが弱まり、まず、新市をどう一体的に進めるかにエネルギーを費やしてきたが、今後は、行政課題が出てくれば、その解決手法として広域化という選択肢も考えていかなければならないとの回答がありました。  委員より、各種サミットなどを通じて、広域連携に発展した事業はあるのかとの質疑があり、当局より、静岡県西部地区の市長が集まった会では、浜松市から新産業創出に向けたスタートアップ事業の提案があり、新たに担当課長会議を組織して、テーマを決め議論しているとの回答がありました。  関連して、委員より、広域連携研究会を立ち上げる際には、市長だけの集まりというよりは、その下に、必ず実働の部会をつくる流れを検討してはどうかとの意見があり、当局より、広域連携研究会を立ち上げるためには、まず、前提として各市町が同じ方向で議論を進めるため、求心力を持った政策テーマの設定が大事であると考えるとの回答がありました。  委員より、近隣の市長が集まる会議は常に公開でやってもらいたい、職員からも市長に発信してもらえるような動きが大事であるとの意見が出されました。  さらに、委員より、複数の市町が一堂に会して大がかりに開催するのは無理があると思われるので、職員同士でも、連携について他市町と意見を交わしたり、まずは隣接市町と市境を意識して 1対 1で検討する仕組みを構築してはどうかとの質疑があり、当局より、庁内において、職員の声を吸い上げる仕組み等について検討したいとの回答がありました。  関連して、委員より、他市との研究会を立ち上げる前に、ぜひ庁内の中で研究を進めてもらいたいとの意見がありました。  次に、DXの推進(公共施設の相互利用、予約システムの導入)について、委員より、公共施設のネット予約は他市町と比べて遅れているので、まずは市内の施設予約をシステム上で行えるよう進めながら、他市町と連携し、相互利用につなげていってはどうかとの意見が出され、当局より、時代の要請でもあり、市として進めていきたいが、公共施設の各施設には指定管理者がいるので、調整が必要であるとの回答がありました。  関連して、委員より、施設ごと調整するというよりは、全体を見渡しながら、二重投資にならないように検討してもらいたいとの意見が出されました。  さらに委員より、公共施設の予約システムを考える際、小中学校のグラウンド、体育館などは地域性もあるので、別枠で考えながら、全市民対象の社会体育施設として利用できるよう検討すべきではないかとの意見も出されました。  次に、森掛川インターチェンジ周辺の開発(森町との共同開発)について、委員より、既にあるインターチェンジを有効に活用していくという発想を持って取り組んでいただきたいとの意見が出され、当局より、森町もインターチェンジを活用したまちづくりを掲げているが、現状、庁内でどのように共同開発を進めるかについては、具体的なイメージ図が描かれていないので、今後の課題であるとの答弁がありました。  関連して、委員より、市町の境には、通常、山や川によって仕切られるが、それを越えると広大な敷地があるケースもある。市境にもっと着目して、いかに活用できるかなどの発想をし、可能性を探ってもらいたいとの意見が出されました。  以上、討議の概要を申し上げましたが、その全てを報告できなかった旨を申し添えまして、総務委員会協議会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(松本均) 次に、環境産業委員会藤原正光委員長、御登壇願います。               〔藤原正光環境産業委員長 登壇〕 ◎環境産業委員長藤原正光) ただいま議長より報告を求められました環境産業委員会協議会における討議内容について御報告いたします。  当委員会協議会は、去る12月16日午前 9時27分より、第 2委員会室において、全委員出席の下、開催いたしました。  当委員会は、掛川市のカーボンニュートラルに向けた意識改革を 1年間の研究テーマと定め、調査研究を重ね、先月までウェブで公開した議会報告会において調査内容を市民にお示し、御意見をいただきました。  その内容に基づき、当局と議論する場として協議会を開催しましたので、その協議の概要について御報告申し上げます。  冒頭、私から、これまでの協議経過について申し上げ、続いて、委員より、市民の皆様からのアンケート結果を踏まえた委員会としての意見について説明を行った後、協議に入りました。  委員より、先進事例として福島県郡山市の環境家計簿アプリがあるが、掛川市でも同様のアプリ等で、市民に脱炭素への意識づけができないかとの質疑があり、当局より、CO2を削減する方法や基準、目標があって見える化できれば、市民が興味を持って取り組みやすいと考えるので、検討していきたい。具体的な取組として、静岡県地球温暖化防止活動推進センターとの共催で、上内田小学校 4年生を対象にアースキッズチャレンジ事業を実施した。脱炭素に関わる体験型学習を実施したり、家庭での節電・節水や、ごみの分別等について毎日ノートにつけていくもので、子供から保護者に脱炭素への意識を広げてもらうことへの効果もあると感じているとの答弁がありました。  委員より、市の事務事業のCO2削減は、最新値で2013年度対比14%で頭打ちに見えるが、財源を投入するなど本腰で取り組むつもりはないかとの質疑があり、当局より、まずは公共施設の使用電源を再生可能エネルギー 100%(RE 100)とすることが、でき得る最善の方法と考えており、そのために、初期の方法として、公共施設の使用電源に非化石証書を付与し、実質、地産再生可能エネルギー 100%とすることで削減率の向上を図っていきたいとの答弁がありました。  委員より、今後、脱炭素への機運を高めるためには、専門部隊として脱炭素推進課が必要ではないかとの意見があり、当局より、脱炭素を専門とする課において、庁内各部署への指示等の特権を持てれば効果は高いと思うが、現行組織で考えれば、産業労働政策課や農林課などの関連する部署と横断的に連携しながら進めていくことが大切だと考えている。また、かけがわ報徳パワー株式会社とも省エネ診断や地域課題解決事業に向け、一層の協力体制の構築を検討中であるとの答弁がありました。  委員より、中東遠タスクフォースセンターでの省エネ診断の現状を伺うとの質疑があり、当局より、事業開始当初と比べ、企業のトーンが低くなっていると感じている。脱炭素、地域循環共生圏、SDGsなど総体的なセミナーから始まり、 2回から 3回のセミナー等を経て、個別面談、省エネ診断実施、改善提言へと進む事業だが、昨年からは省エネ診断の実行までに至った事業所がない状況であるとの答弁がありました。  関連して委員より、その要因について質疑があり、当局より、施設改善・設備導入によるCO2はイニシャルコストがかかり、この分を回収し、生産性の向上等につなげていくことへの理解が得られ難いことが考えられるとの答弁がありました。  委員より、事業者から、脱炭素について目標値を知らない、指導をしてほしいとの意見がある。事業者を一堂に会して、脱炭素に対する勉強会等を行政主導で開催する考えはあるかとの質疑があり、当局より、中東遠タスクフォースセンターと連携し、CO2ポテンシャル診断以外にも、脱炭素への取組や地域循共生圏構想、かけがわ報徳パワー株式会社等の情報も提供しているが、全ての事業者に漏れなく周知できるシステムを再考するとの答弁がありました。  関連して、委員より、脱炭素へ危機意識は高いものの、現状の取組だけでは目標を達成できない。新しい改革や切り口で積極的に取り組んでいただきたいとの意見が出されました。  さらに委員より、企業の脱炭素への取組に対する考え方について質疑があり、当局より、掛川市のCO2発生量のうち約60%以上が産業部門から排出されている。企業の脱炭素への設備投資に支援することは有効だと考えるが、どの部分に補助するのか詳細な制度設計の構築や多額な補助金が予想される等の課題があるとの答弁がありました。  委員より、CO2削減の基本的な考え方として、家庭や企業でどれだけ排出しているかを認識し、それを減らす努力をした後、次のステップとして脱炭素に結びつけていくことに意義があるのではないかとの意見が出され、当局より、脱炭素はCO2排出量を抑え、出さない努力と吸収量を増やし、相殺するという両面から考える必要があると捉えている。掛川市は、希望の森づくりで緑を増やす取組も行っているが、家庭では生垣を増やしたり、企業も植樹をすると吸収量がこれだけ増えることを数値化する等、市民や事業者に分かりやすい情報提供を行い、脱炭素への取組をPRしていく方法も必要であると考えているとの答弁がありました。  委員より、掛川の木材を住宅等に使用することで、林業・建築業の活性化やカーボンニュートラルの実現につながるため、掛川産の木材を使用した新築への援助ができないかとの質疑があり、当局より、今年度から掛川産材を使用し、施設を新築や増改築等した場合、県と市から最大30万円ずつ、計最大60万円の補助が受けられ、城西と城北の公会堂等の建設にはこの補助金が使われているが、一般住宅については市補助金の対象外であるとの答弁がありました。  関連して、他の委員より、掛川産材を使用することは市民の愛着につながる。一般住宅についても補助対象の拡大を検討していただきたいとの意見が出されました。  委員より、間伐はCO2削減に効果はあるのかとの質疑があり、当局より、効果はあるため、今後は補助金制度等も検討しながら取り組んでいきたいとの答弁がありました。  委員より、脱炭素を推進する上で現在の行政課題は何かとの質疑があり、当局より、市役所の電源を化石燃料以外のクリーンなものに変えていくこと、そのためには財源の投入への理解をいただきたいとの答弁がありました。  委員より、イベントを企画する際に、ごみの分別のためのごみ箱設置や食べ残しの処理方法、環境に対する意識を啓発するポスターの掲示等、環境への配慮を義務づける条例の制定が今後は必要ではないかとの意見が出され、他の委員より、条例の制定は押しつけになることが懸念され、慎重に考えなければならないが、機会あるごとに環境への意識づけを行うことが必要であり、脱炭素への取組につながるのではないかとの意見が出され、さらに他の委員より、子供にも大人にもCO2排出量削減の目標を明確に提示し、目標のための行動変容や議論を継続していくことが重要であるとの意見が出されました。  以上、討議の概要を申し上げました。  今回の当局との質疑、意見交換を踏まえ、今後さらに協議を重ねてりまいります。  時間の関係もあり、その全てを報告できなかった旨を申し添えまして、環境産業委員会協議会の委員長報告とさせていただきます。 ○議長(松本均) 次に、文教厚生委員会嶺岡慎悟委員長、御登壇願います。               〔嶺岡慎悟文教厚生委員長 登壇〕 ◎文教厚生委員長嶺岡慎悟) ただいま議長より報告を求められました文教厚生委員会協議会における討議内容について御報告いたします。  当委員会協議会は、去る12月16日午前 9時30分より、全員協議会室において、全委員出席の下、開催いたしました。  当委員会は、子供の貧困対策を 1年の研究テーマと定め、調査研究をしてきました。  その内容に基づき、当局と議論する場として協議会を開催しましたので、その協議の概要について御報告申し上げます。  初めに、委員より、これまでの協議経過及び委員会としての意見について当局へ説明した後、各項目ごとに質疑、意見交換を行いました。  まず、就学援助制度の周知方法及び申請方法の改善について、当局より、就学援助制度の周知については、年度当初と10月に通知を配布して周知するとともに、学校現場では対象となりそうな保護者への声かけも行っている。またiPadから声が拾える制度「こころの相談ノート」の運用を開始するなど、周知方法や申請方法の改善を行っているとの説明がありました。  委員より、就学援助制度の申請方法の改善状況について質疑があり、当局より、他市の状況を把握しながら随時改善をしているとの説明がありました。  関連して、他の委員より、ホームページの内容の改善状況について質疑があり、当局より、ホームページの記載内容については非常に悩んでいるが、模索しながら少しずつ改善をしているとの説明がありました。  委員より、就学援助をネット申請にすることはできないかとの質疑があり、当局より、技術的にはできると思うが、制度設計をしっかりと考える必要があり、まだ検討をしていないとの説明がありました。  関連して、他の委員より、手のひら市役所を目指すのであれば、電子申請を考える必要があるとの意見がありました。  委員より、掛川市の就学援助申請が進まないのは、自分が就学援助の対象となるか分からないためである。周知方法を改善したほうがよいとの意見があり、当局より、同じ内容のことでも伝え方や言い回しで受け取り方も変わるので、そういう視点も踏まえてホームページも見直しをしていきたいとの説明がありました。  次に、スクールソーシャルワーカーの市独自配置について、当局より、重大な問題を抱える子供にとって専門的な知識のあるスクールソーシャルワーカーに相談することは本当に必要であると思うが、学校には様々な専門家が入っており、限られた予算の中でどこに重点を置くのか非常に難しいとの説明がありました。  委員より、子供の貧困に対しては、スクールソーシャルワーカーのように福祉的な視点を持ち、家庭の相談に乗るスキルや専門知識を持ったスペシャリストの配置が必要であるとの意見があり、当局より、県が来年度スクールソーシャルワーカーを増員する方向で動いているとの説明がありました。  関連して、当局より、子供の貧困対策のために必要なのはスクールソーシャルワーカーであるが、市の教育委員会として子供のために必要だと思うのは学校サポーターであるとの意見がありました。  委員より、スクールソーシャルワーカーの増員については、現場の意見を聞きながら、もう少し検討する必要があるとの意見がありました。  次に、子ども食堂や学習支援などを運営するキーパーソンの育成と体制づくりについて、当局より、昨年度策定された地域福祉計画の中には居場所づくりやキーパーソンづくりについて盛り込まれているとの説明がありました。  委員より、企業や担い手をつなげるプラットフォームができるとよいとの意見があり、当局より、地域福祉計画では、社会福祉協議会の活動として、居場所の立ち上げ支援や活動支援がある。各ふくしあに配置された社会福祉協議会のコミュニティソーシャルワーカーが住民から相談を受け、地域の中に入って、地域住民や関係機関と協力して課題を明らかにし、解決に向けた支援をしていくとの説明がありました。  委員より、子ども食堂や学習支援や居場所づくりのリーダーは誰なのかと質疑があり、当局より、貧困全般や社会福祉協議会の窓口は福祉課で、子ども食堂はこども希望課が所管である。それぞれ連携を取りながらやっていくとの説明がありました。  委員より、市とキーパーソンがつながる機会はあるのかと質疑があり、当局より、今まで運営母体の方と話をする機会はなかったので、今後の連携については検討していきたいとの説明がありました。  委員より、市としてNPO法人の立ち上げ支援はできないかとの質疑があり、当局より、組織をつくる前に、まず人材バンクへ登録してもらい、人材育成を立ち上げた上で、そこに登録した人たちでキーパーソンづくりをしていく、専門知識のある方や食材に関する協力体制も必要であるとの説明がありました。  委員より、キーパーソン育成と体制づくりについては本当に難しい、大きな課題であるので、現状のままではなく、次の段階に踏み込んでいかなくてはならないとの意見がありました。  次に、子ども・子育て会議の活用について、当局より、子ども・子育て会議は、全ての子供の健やかな成長のために適切な環境を等しく確保されるよう子ども・子育て支援法に基づいて設置しているとの説明がありました。  委員より、子ども・子育て会議で子供の貧困関係もしっかりと取り組んでもらいたいとの意見があり、当局より、今までは子供の貧困対策計画は単独で策定していたが、上位計画である子ども・子育て計画の中に子供の貧困対策も項目として位置づけたい。これからは子ども・子育て会議で子育て支援事業の 1つとして子供の貧困対策の成果指標を作成し、進捗管理していきたいとの説明がありました。  次に、掛川市第 2次総合計画改定案における子供の貧困対策の位置づけの見直しについて、委員より、市長は総合計画の中で、「未来に向けてチャレンジできるまち掛川」としているが、チャレンジする根本は子供たちが平等に学習するということが非常に重要であるので、総合計画の中で「貧困」という言葉を使って、掛川市としてしっかりプライドを示してほしいとの意見がありました。  委員より、SDGsでは一番に貧困が挙げられている。総合計画の中で子供の貧困対策について明示すべきであるとの意見があり、当局より、企画政策課と検討するとの説明がありました。  次に、数字目標を明示した実効性のある子供の貧困対策計画への改定について、当局より、数値目標を示した計画を策定していくとの説明がありました。  以上、協議の概要を申し上げました。  今回の当局との質疑、意見交換を踏まえ、今後さらに協議を重ねてまいります。  時間の関係もあり、全てを報告することはできませんでしたが、活発な議論が行われたことを申し添え、文教厚生委員長の報告といたします。 ○議長(松本均) 以上で各委員長の報告は終わりました。 △日程第11 議員派遣 ○議長(松本均) 日程第11、議員派遣についてを議題とします。  お諮りします。  本件は、地方自治法第 100条第13項及び掛川市議会会議規則第 160条の規定により、お手元に配付のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。  15番、鈴木久裕議員。 ◆15番(鈴木久裕)  3番について異議ありというか、質問からさせていただきますが、この国道 1号掛川・日坂バイパス早期 4車線化の要望活動、これは本当に大切なことでありまして、行っていただくというのは大変よいことだと思います。お聞きしているところでは、掛川市と掛川市議会が連名で、会えれば国土交通大臣ということで、先日の議運でも説明があり、議長が行かれるということで聞いております。  通常、こういった議員派遣につきましては、正副議長が行かれるのが筋でありますが、ここで正副議長ではなく、このお 2人にされたということについて、どういう理由によるものなのか、ちょっとお見受けしたところでは、この方たちに仮に一緒に行っていただくとしても、政務活動費の範囲内で行っていただくのがよろしいんではないか。あくまで主体は議会を代表する正副議長が行くべきではないかというふうに思いますが、その辺の考え方を明確に御説明いただきたい。 ○議長(松本均) この件につきまして、私から御回答申し上げます。  実は前々からお話をさせていただいていたと思いますけれども、このバイパスについては、非常に市民の声も多く、また、市議会としましても短期のうちに解決をしたいというような思いがございました。また、行政、掛川市と議会が共同して要望書を提出をしたいという思いの中でさせていただきました。
     また、この内容につきましては、私の判断の中で山本行男監査委員、そして山本裕三議運長、お 2人にも御参加をいただきまして、できましたらですけれども、大臣のほうへ直接お会いをさせていただき、地域の要望、市民の要望を直接お渡ししたいという旨の中の選定でございます。何とぞ御理解をいただきたいたいなと、そんなふうに思います。  15番、鈴木久裕議員。 ◆15番(鈴木久裕) 正副議長は行かないということですか。 ○議長(松本均) お答えいたします。  実は、この話につきましても、コロナ禍という時期がありまして、人数制限がございます。また、市長、また部長等も参加をされる 5名の中でということでございましたので、一応その中で議長と監査委員と議運長、この 3名とさせていただきます。  15番、鈴木久裕議員。 ◆15番(鈴木久裕) 議長は行くんですね。 ○議長(松本均) 行きます。 ◆15番(鈴木久裕) では、なぜ。 ○議長(松本均) 最後、すみません、ちょっと質問が消えましたけれども、何ですか。 ◆15番(鈴木久裕) 議長が行かれるんであれば、当然議長も派遣議員の中に入るべきではないかと思いますが、なぜここに記載がないんですか。 ○議長(松本均) お答えします。  通常、議長も行くような格好になっているということでございます。通常、議長も行くような格好になっておりますので、その中に入っていないということでよろしいですか。  鈴木久裕議員。 ◆15番(鈴木久裕) それでは、これらの 1番から 6番まで、 6番は記載がありますが、 1から 5まで全て議長が行かれるということということでよろしいですか。 ○議長(松本均) お答えします。  全てに行くつもりはもちろんございますが、その間によりまして、私が出席できるものについては出席しますし、できないものについては、他の委員等にお願いする予定になっています。  鈴木久裕議員。 ◆15番(鈴木久裕) ちょっと理解ができないんですが、これは議会として議員を派遣するので、当然公務扱いになるわけですよね。そのための派遣の議決といいますか、そういった行為になっていると思いますが、それに記載がないということはいかがかということと、仮にこの 3番の (4)で申し上げますと、ほかに行っていただくなら、環境産業委員長ですとか副議長ですとか、そういった方が議会としては職責上妥当ではないかというふうに思いますが、このあたりを少し筋を違えてしまうと、せっかく行っていただく派遣が、何かいわゆる政党といいますか、そういった活動の中の一環的なものに取られ、それがなおかつそういった活動に対して公費として出張旅費が出されたたということになると、これはまた市民の皆さんにどういう説明をすればいいのかという問題も生じてくるんではないかと思います。このあたりも含めて、時間もありますので、再検討をいただきたいと。しっかり筋を通して説明ができるような形の派遣にしていただきたいということを申し上げまして、発言は終わりたいと思います。 ○議長(松本均) まず、議長については議決事項ではないということでございますので、そこには名前がないと、今、事務局からも聞きました。  この 2人の人選につきまして、私もやはり一番妥当な方ではいかという考えで上げさせていただいておりますので、御理解をいただきたいと思います。よろしいでしょうか。  鈴木久裕議員。 ◆15番(鈴木久裕) 基本的な質問で恐縮です。これは採決採るんでしたか。 ○議長(松本均) 採らないです。 ◆15番(鈴木久裕) ということでしたら、もう一度念押しのようになりますけれども、この人選がしっかり明朗な基準で、どうしてこのお 2人なのかという、そこのところについての説明が、これまでの経過の中でということしかありませんでしたが、このお 2人の議会の中での役職から考えて、どのように妥当なのかというのをもう一度御説明いただきたい。 ○議長(松本均) 何度もお答えさせていただきますが、私が決めさせていただいた部分ではございますが、このお 2人は監査委員であり、議運長であると。また、市民の声、近いところにいる議員でもございますし、やはり長年このバイパスについても考えられた 3期、 4期の議員でございます。一番いい人選ではないかと私は思っておりますが、御理解いただけませんでしょうか。 ◆15番(鈴木久裕) あくまで監査委員、それから議運長として選任したということでよろしいですか。 ○議長(松本均) はい、そうでありますし、やはりもう長年やっていることでございますので、よろしいのではないかと私は思いますが、起立採決させていただいてよろしいですか。時間がありですので。  ちょっとまず聞きますけれども、採決をしたほうがよろしいということですか。 ◆15番(鈴木久裕) いや、採決ではなく、この人選そのもの。長年やってきた。議会と市が連名で要望活動をするのは今年から初めてでしょう。 ○議長(松本均) そうです。 ◆15番(鈴木久裕) 長年とはどういうことですか。 ○議長(松本均) この件は本当にバイパスができてから 2車線が 4車線になる。また、議会運営委員会でもお話をさせていただきましたように、通常、渋滞が発生する中で市民の声を聞いた中で、要望書を直接大臣のほうへお渡ししたいと、そういった市民の願いの中でやっていることでございますし、鈴木久裕議員につきましても、バイパスの近くでよく見ていらっしゃると思いますので、実情はお分かりになっていると思いますけれども、今回は特に議会運営委員会でも説明しましたように、磐田から島田の間で掛川が最後ということで、市長もお越しいただき、私も議員派遣をさせていただいて、何とか早急に解決をしたいと、そういったお願いでございます。御理解いただきたいと思いますけれども。  草賀議員。 ◆20番(草賀章吉) 私の意見を申し上げます。   4車線化のバイパスの件はよく分かっている話なんですけれども、今回のこの人選については、少し違っているのではないかと。市議会として市とともに陳情に伺うということでありますので、これはやっぱり公務だと。そうするとやっぱり議長、副議長が行くべきであって、少し今の人選は政務といいますか、そういったところの判断が入り過ぎているというように私は理解しました。  したがって、一考いただきたいと思います。 ○議長(松本均) それでは、ただいまから休憩にしたいと思います。                 午後0時17分 休憩                 午後0時31分 開議 ○議長(松本均) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りします。  本件は、地方自治法第 100条第13項及び掛川市議会会議規則第 160条の規定により、お手元に配付したとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、本件はお手元に配付したとおり議員を派遣することに決定しました。 △日程第12 常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査申し出事項について ○議長(松本均) 日程第12 常任委員会及び議会運営委員会の閉会中継続調査の申し出事項についてを議題とします。  各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付のとおり閉会中継続調査の申し出があります。  お諮りします。  各常任委員長及び議会運営委員長から申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに御異議ありませんか。                〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(松本均) 御異議なしと認めます。  したがって、申し出のとおり、閉会中継続調査とすることに決定しました。  以上で本日の日程全部を終了しました。  この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長、久保田崇君。                〔市長 久保田崇君 登壇〕 ◎市長(久保田崇) 11月定例会の閉会に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。  このたびの定例会につきましては、一般会計補正予算をはじめ、条例の一部改正など23の重要案件について御審議をいただきました。これらの議案のいずれも原案どおり議決をいただきまして、心からお礼を申し上げます。  特に、追加提出いたしました子育て世帯や住民税非課税世帯などへの臨時特別給付金の補正予算については、特段の御配慮をいただいた結果、児童手当を受給している約 8,200世帯については、明日の24日に子供 1人当たり10万円を現金にて支給をさせていただきます。  代表質問では、 5つの会派から、所信表明、来年度予算、SDGsの推進など、大局的な見地に立った御質問をいただきました。また、一般質問につきましても、 9人の議員の皆様から、防災対策、観光振興、人材公募、高齢者福祉、移住定住策など、市政運営における重要な政策につきまして御質問や御提案をいただきまして、ありがとうございました。  議員の皆様と交わした政策議論につきましては、今後の市政運営に反映させて、行政課題の解決を図ってまいります。  続きまして、数点御報告をさせていただきます。  初めに、かけがわまちづくりミーティング2021について申し上げます。  今月の14日、さんりーなにおきまして、新型コロナによって中止となった地区集会の代替事業として開催をいたしたところであります。  当日は、ファシリテーターの方や高校生の有志の方の御協力の下、「これからの掛川市のまちづくり」をテーマに、各地区の代表役員の方々と率直に意見交換を行い、対話を通じ、今後の掛川市のまちづくりビジョンや、掛川市としてチャレンジしていく様々な取組、それらに対する地域の方々の思いなどの共有を図りました。  また、ウェブ配信の視聴者の方からも、まちづくりへの多くの御意見・御提案をいただき、デジタルの取組部分においても一定の成果につながったのではないかと考えております。  今回のような対話の取組を今後は地区集会を含む様々な場面で取り入れ、相互理解の中でまちづくりを進めていくとともに、対話を通した心豊かな人づくりにつなげてまいります。  次に、 3回目の新型コロナワクチン接種について申し上げます。  現在、掛川市では、接種対象年齢の 9割近い方が 2回目のワクチン接種を終えているところであります。このような中、今月から中東遠総合医療センターの医療従事者等から 3回目のワクチン接種を順次進めております。   3回目の接種に際しては、国から供給されるワクチンは、ファイザー社製、モデルナ社製の 2種類になるとされているため、掛川市では、集団接種会場においては、主にモデルナ社製のワクチンの使用を予定しております。 2回目までと 3回目が異なるワクチンとなる交互接種となる方が多くなりますので、その効果や副反応に差がないことなど、掛川市としても情報発信を行い、市民の皆様に安心して接種を受けていただけるように努めてまいります。  なお、国により方針が見直された医療従事者、高齢者施設の入所者等及び高齢者に対する 3回目の接種の前倒しにつきましては、準備ができ次第、接種を開始したいと考えております。  次に、今月から運用を始めたこころの相談ノートについて申し上げます。  このこころの相談ノートは、市内の小中学生全員が持つ学習用のタブレット、iPadを活用したもので、児童生徒がいじめなどの悩みを入力し、自ら相談ができるシステムとなります。「勉強のこと」「いじめのこと」など、 5つの相談フォームから構成されており、児童生徒の入力した相談は教育委員会に自動転送され、その後、所属する学校と情報を共有し、対応することとなります。このシステムは、職員が自ら開発をしたもので、このような取組は県内初となっております。  なお、10日に運用を始めてから、これまでに 100件を超える相談が寄せられているとのことであります。このシステムの運用により、トラブルの未然防止や早期発見・解決に努め、安心して学ぶことができる環境づくりを進めてまいります。  次に、昨日発表いたしました令和 3年掛川市政10大ニュースについて申し上げます。  今年は、上位には、学校教育のデジタル化、全国茶品評会の大臣賞及び産地賞の受賞、熱海市などへの災害派遣などのニュースが入り、コロナ禍においても将来を見据えた取組や協力が進んだ 1年となりました。  その中で、第 3位として、市長選挙・市議会議員選挙がランクインいたしました。市長選挙では、 5人が出馬という選挙戦となりましたが、多くの皆様の御支援をいただきまして、私も初当選をさせていただきました。また、市議会議員選挙におきましても、新人議員の方 7人を含む皆様方が当選され、新たな体制が始動いたしました。このニュースが 3位となったことは、新しい掛川市政への市民の皆様の期待の表れでもあると受け止めております。初心を忘れず、掛川市のために全力を尽くしてまいります。  続いて、第 2位でありますが、東京2020オリンピック・パラリンピックで市内出身選手が活躍したことであります。オリンピックでは、聖火リレーが57年ぶりに市内を駆け抜け、女子ソフトボールで山崎早紀選手が市内出身選手として初となる金メダルを獲得されました。パラリンピックでは、陸上男子走り幅跳びで山本篤選手が自己ベストを更新し、 4位入賞、自転車女子ロード種目では杉浦佳子選手が 2冠を達成したところであります。このことは市民をはじめとした全ての人に感動を与え、すばらしいニュースとなりました。金メダルを獲得された山崎早紀選手と杉浦佳子選手には、それぞれの出身中学校におきまして市民栄誉賞の授与をさせていただきました。  10大ニュースの今年の第 1位は、新型コロナウイルス感染症との長期戦ということになりました。希望する全ての市民へのワクチン接種が進んだ一方で、デルタ株を中心とする第 5波によりまして、県内では緊急事態宣言が発令されるなど、市民生活にも大きな影響を与えることとなりました。今後、 3回目のワクチン接種を進めるなど、新型コロナウイルスの収束に向け、関係機関と連携し、感染防止策に取り組んでまいります。  結びに、来年のことでありますが、新春には将棋の 8大タイトル「王将戦」が二の丸茶室を舞台に開幕し、渡辺明(三冠)に藤井聡太(四冠)が挑む、まさに頂上決戦が行われます。また、来年はFIFAワールドカップが開催されますが、掛川の名前を広めた大島司さんのサッカー漫画「シュート!」の続編のアニメ化が決定いたしました。このような機会を生かし、掛川市のシティプロモーションにつなげてまいります。  一方で、今後の新型コロナウイルスの感染状況が気になりますが、掛川市として、ワクチン接種を着実に進めるほか、総合計画を改定し、SDGsやDXの推進などを軸としたポストコロナの新しいまちづくりを進めてまいります。  そして、市民の皆様と積極的な対話により相互理解を深め、諸課題の解決につなげるとともに、「未来に向けてチャレンジできるまち掛川」に向けて、全力で市政運営に取り組んでまいります。  議員の皆様には、これまでの市政運営に対する御理解と御協力に深く感謝を申し上げますとともに、よい新年をお迎えくださいますよう心からお祈り申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(松本均) 私からも挨拶申し上げます。  令和 3年11月定例会の閉会に当たり、掛川市議会を代表し、一言御挨拶申し上げます。  さて、今年も残り僅か 1週間余りとなりました。日を追うごとに寒さが増すとともに、年末を迎え、大変慌ただしい時期となりました。新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的に新規感染者数は減少傾向にあり、掛川市におきましても、12月22日現在、89日間、新規感染者ゼロが続いております。これもワクチン接種の効果ではないかと推測いたします。  掛川市のワクチン接種につきましては、これまで対象年齢の88.5%が 2回の接種を完了し、当初県内でも遅れていたワクチン接種でありましたが、関係当局はもとより、医師会、薬剤師会、看護師の方々をはじめ、多くの皆様方の御支援をいただき、オール掛川で取り組んだ結果、現在のワクチン接種率は県内でもトップと伺っております。 3回目の接種につきましても、12月以降、医療従事者から順次進め、65歳以上の高齢者の接種は今のところ 2月に開始すると伺っております。ぜひこちらもオール掛川でスムーズな取組をよろしくお願いいたします。  一方、海外に目を向けますと、ワクチン接種が進む中でも再びオミクロン株をはじめ、感染拡大が進んでいる国もあります。また、昨日、国内で初めてとなるオミクロン株の市中感染が大阪府で確認されるなど、依然として新型コロナウイルスの収束めどは立っていないという認識を持ち、第 6波は必ず来るという考えの下、若干落ち着いたこの時期に第 6波への感染症対策をしっかり行っておく必要があると考えております。市民の皆様におかれましても、年末年始を迎えますが、気を緩めることなく、引き続き万全な感染予防対策をよろしくお願いいたします。  また、自然災害に目を向けますと、 7月、熱海で発生した伊豆山土石流災害も掛川市にとって大変考えさせられる災害でありました。掛川市でも県内で 3番目に多くの土砂災害警戒区域、特別警戒区域を抱えていることから、到底他人ごととは思えない自然の恐怖を改めて感じた災害であり、今後もさらなる災害への備えの重要性を考えさせられました。  また、最近では、梅雨前線の停滞で大雨警報が多発するなど、地球温暖化に伴い、頻発する風水害に対応するため、さらなる防災意識の向上と防災力の強化をお願いするところでございます。  少し明るい話題に目を向けますと、東京2020オリンピック・パラリンピックでは、日本は過去最多の金メダルを獲得するなど、大いに盛り上がった大会となりました。その中でも掛川市出身選手として山崎早紀選手、杉浦佳子選手が初めて金メダルを獲得し、市民に大きな夢と希望を与えてくれました。お 2人にはこの功績に対し、先日、市長より市民栄誉賞を贈呈し、今後のますますの活躍にも大いに期待しているところであります。  続きまして、11月定例会について振り返ってみたいと思います。  まず初めに、今回で 5回目となる代表質問が行われました。例年 2月議会に行われておりましたが、今年度より当初予算への反映も含め、11月議会で開催する運びとなりました。創世会、新しい風、共に創る掛川、市民派・公明倶楽部、そして日本共産党議員団、 5つの会派の代表がそれぞれ登壇し、市長所信表明について、地域の魅力を生かす政策について、令和 4年度の予算、超高齢化社会に立ち向かう福祉策について、掛川市総合計画について、さらにSDGs推進の在り方についてなど、市長の方針について大所高所から議論が交わされました。  続いて行われた一般質問では、 9人が登壇し、様々な視点から質問を行いました。市長、教育長におかれましては、議員からの質問に対し、真摯に対応していただき、感謝申し上げます。議員各位から様々な提言がありましたが、中でも災害避難に備え、市民の生命を守るための施策について、地域防災力の充実強化について、シニアクラブの今後について、移住定住策について、プロフェッショナル人材の公募と本市の課題、方向性について、掛川市都市計画マスタープランの実効性について、自治体の在り方とDX推進の相互関係について等、市長、教育長から前向きな回答をいただき、引き続き当局におかれましては、提言内容を十分に吟味していただき、施策の実現へとつなげていただきたいと思います。  次に、本定例会における議案等につきましては、一般会計補正予算が10件、条例、規約の一部改正が 6件など、合計25件の議案が提出されました。これらの議案につきましては、各常任委員会での審査を経て、本日議了となり、議長といたしましては、無事重責を果たし、安堵しているところでございます。円滑な議事進行に御協力をいただきました各委員長をはじめとする議員各位に御礼を申し上げるとともに、久保田市長をはじめ、丁寧な御説明に留意いただいた当局の皆様にも感謝申し上げます。  次に、常任委員会協議会について申し上げます。  一昨年度から議会活性化の一環として、各常任委員会が年間テーマを定め、年間を通じ調査・研究をする取組を実施しております。総務委員会では、近隣市町との連携による効果的な行政の在り方について、環境産業委員会では、掛川市のカーボンニュートラルに向けた意識改革、文教厚生委員会は、子供の貧困対策をテーマとし、進めてまいりました。 5月以降、現状説明など、当局の皆様には御多用にもかかわらず、御対応いただき、ありがとうございました。  また、11月議会は政策議会と位置づけて、各委員会ごとのテーマに沿って当局側と議論をさせていただきました。今後、政策議会での議論内容の肉づけを行うとともに、市民の皆様からいただいたアンケート結果を基に、議会活動につなげてまいります。  令和 3年も残すところあと僅かとなりました。今年 1年もまさに新型コロナウイルスとの戦いの 1年でありました。多くのイベントが中止、延期、規模縮小、また公共施設も一定期間の休館など余儀なくされました。また、コロナ禍の影響もあり、デジタル化の波も一気に押し寄せて、ウェブ会議の普及、議員においてもタブレット端末の配布など、デジタル化が一気に進んだ 1年でありました。今後さらに加速するものと推測いたします。
     また、掛川市において、現在、プロフェッショナル人材、副市長と広報戦略官、DX推進員の選考をしているところでありますが、これらを民間から公募するという取組は初めての試みであり、デジタル化の推進、戦略的な広報など、世の中が大変なスピードで変化している中、掛川市としても重要な案件でありますので、ぜひとも優秀な人材の確保をよろしくお願いいたします。  結びに、今年の冬は日ごと寒暖の変化が厳しい状況となっておりますが、健康管理には十分御留意いただき、穏やかな年末年始をお迎えいただきたいと思います。新しい年が掛川市並びに掛川市民にとって希望の年となりますことを御祈念申し上げ、私からの閉会の挨拶とさせていただきます。 1年本当にお疲れさまでございました。 ○議長(松本均) これにて本日の会議を閉じ、令和 3年第 5回掛川市議会定例会を閉会とします。                 午後0時55分 閉会  [ 署  名 ]  以上、地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。           令和   年   月   日                掛川市議会議長    松 本   均                掛川市議会副議長   二 村 禮 一  [ 署 名 議 員 ]                掛川市議会議員     大 井   正                掛川市議会議員     藤 澤 恭 子...